蒸発温度と凝縮温度はどのように決定しますか?

1.凝縮温度:

冷凍システムの凝縮温度は,冷媒が凝縮器で凝縮するときの温度を指し,対応する冷媒蒸気圧は凝縮圧力です。水冷コンデンサーの場合，一般的に凝縮温度は冷却水温度より3~5℃高くなります。

凝縮温度は，冷凍サイクルの主要な動作パラメータの1つです。実際の冷凍装置では,他の設計パラメータの変動範囲が小さいため,凝縮温度が最も重要な動作パラメータであると言えます。これは，冷凍装置の冷凍効果，安全性，信頼性，およびエネルギー消費レベルに直接関係しています。

2、蒸発温度:蒸発温度とは，冷媒が蒸発器で蒸発して沸騰するときの温度を指し，蒸発圧力に対応します。蒸発温度も冷凍システムの重要なパラメータです。蒸発温度は通常，必要な水温よりも2 ~ 3℃低くなります。

蒸発温度は冷蔵温度が理想ですが，実際の冷媒蒸発温度は冷蔵温度より3~5度低くなります。

3 .蒸発温度と凝縮温度の一般的な決定方法:蒸発温度と凝縮温度は,空冷ユニットなどの要件に基づいており,凝縮温度は主に周囲温度に依存し,蒸発温度は何に依存します一部の低温地域でも,必要な蒸発温度は低くなります。これらのパラメータは均一ではありません。主に実際のアプリケーションを参照してください。

以下のデータを参照してください。

一般に，

水冷:蒸発温度=冷水出口温度-5℃(乾式蒸発器)

蒸発器が満杯の場合，蒸発温度=冷水出口温度-2℃。

凝縮温度=冷却水出口温度+5℃

空冷:蒸発温度=冷水出口温度-5~10℃，

結露温度=周囲温度+10~15℃，一般的には15℃。

冷蔵:蒸発温度=冷蔵設計温度-5~10℃。

蒸発温度の調節:まず，蒸発圧力が低いほど蒸発温度が低くなることを知る必要があります。蒸発温度調整は,実際の操作では蒸発圧力を制御すること,つまり低圧ゲージの圧力値を調整することであり,熱膨張弁(または絞り弁)の開度を調整して低圧を調整する操作です。膨張弁の開度が大きく，蒸発温度が上昇し，低圧も上昇し，冷却能力が上昇します。膨張弁開度が小さいと蒸発温度が下がり，低圧も下がり，冷房能力が低下します。